2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

北九州の近代化遺産

本の紹介です。 「北九州の近代化遺産」 北九州地域史研究会(C) 著 弦書房 2006年11月25日 発行北九州の近代化遺産作者: 北九州地域史研究会出版社/メーカー: 弦書房発売日: 2006/11/25メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る筑…

教育関連番組のお知らせ

IさんよりNHKにて高校生向けの美術番組再放送のお知らせをいただく。詳細は以下の通り。日時 12月25日−12月29日 15:00−15:30 放送局 NHK教育 8月に放送したものの再放送だそうで、案内役は中村政人氏、奈良美智氏など。北九州はCCAをみかんぐみの曽我部昌…

「否定×否定」から導き出されるものは

「ピカソとモディリアーニの時代」展を見終わったあと、学芸員の花田伸一氏にお引き合わせいただいたただならぬ空気を身にまとった方とお引き合わせいただきました。この方の名前は森山安英氏。ゆったりとした雰囲気にそぐわぬ鋭い眼光の持ち主で、彼の行っ…

ピカソとモディリアーニの時代展

ピカソとモディリアーニの時代展 2006年11月18日‐2007年1月14日北九州市立美術館常設展 北九州市立美術館・本館【レポート】 北九州に住んでから初めてこの美術館を訪れた。最近相方が気になるキーワードに「野生」という言葉があるらしく、絵画を見ながら私…

がんばれ!図工の時間フォーラムレポート

美術手帖12月号に先日谷口が取材をした「がんばれ!図工の時間フォーラム」のレポートが掲載されました。 【おさらい基本情報】 開催日:10月22日(日)於:日本科学未来館 パネラー 藤幡正樹氏(東京芸術大学教授)、佐藤雅彦氏(東京芸術大学大学院教授)、 上…

この国から出発するということ

まず告知を。 若冲と江戸絵画 九州国立博物館(福岡県太宰府市) 2007年1月1日‐3月11日 新春最初の展覧会で伊藤若冲にまた会えるというのはこの上ない喜びです。今回は2000年に京都国立博物館で開催された大規模な若冲の回顧展とはまたちょっと異なり、その…

アート徒然考3 共に鑑賞する喜び

島から帰ってきてもう半月にもなるというのに、まだ直島での出来事を振り返っています。直島でたくさんの書籍を買って帰ったせいもあるかもしれませんが、私はまだ2年前にはじめて見た家プロジェクトの感動が忘れられずにいます。家プロジェクトの中でもやは…

「場所を聴く」音のアートを体験しよう!

土曜日に出かけたGALLERY SOAPにて面白そうなワークショップを見つけました。つくって!わかる?アート講座vol.2 「場所を聴く」音のアートを体験しよう! 日時:2006年12月2日(土) 13:00〜16:00 場所:福岡市美術館 講師:藤枝守(作曲家、九州大学教授…

天神ぶらぶら

冨永剛展−竹を積む、竹を編む 2006年11月7日‐2007年1月17日 福岡県立美術館1F展示室 マドンナたちのフィリピン展 10月5日‐12月25日 豊饒の大地−アジアの花と樹展 11月9日‐1月23日 福岡アジア美術館 エイブル・アート・リンク2006展 9月10日‐11月12日 ギャラ…

久々にギャラリーに

日野陽太郎 個展 11月4日‐12月2日 GALLERY SOAP(北九州市小倉北区)【レポート】 とても心地のよい空間のカフェとギャラリーだった。ここからRE/MAPが誕生した、ということにも思わず納得してしまう。国立にいた頃によく通ったSQUALLというカフェに似ている…

アートを再考する

前回、直島に携わる人のお話を伺い、改めて思うのは「なにがアートなのか」ということです。そういった意味で、アート、と声高に言わない人の、例えば毛利嘉孝氏が行った北九州のRE/MAPをもう一度丁寧に検証してみる必要性があるのではないかと感じています…

Borderland的文化

10月25日に北九州の情報誌、「雲のうえ」が創刊されました。記念すべき第一号の特集は「角打ち(かくうち)」。このことはリバーウォークのシンポジウムでちょっとだけ聞きかじっていましたが、そのときは角打ちというものをまったく知らず、何のことを言っている…