私たちの体感した光州事件

zone1969jp2010-10-23

一昨日の記事には通信の記事にするからと、この場で光州での出来事を書くことは控える旨を書いたのですが、誌面は小さく、伝えられることがほんのわずかであることを鑑みるとここに私の感じたすべてを書いておいたほうがよい気がしたので記事にすることにしました。
まず、謝辞から。現地での韓国語をすべて同時通訳してくださった麻生水緒氏。彼女がいなければ私たちの旅はもっと浅いものとなっていたことでしょう。そして光州事件関連の貴重な資料をご送付くださった、真鍋祐子先生、ならびに旦那様の金子毅先生。金子先生とは今年の3月のシンポジウム以来のお付き合いですが、その奥様である方がまさか真鍋祐子先生であるとはなんとも不思議なご縁に導かれ、無理を承知で光州関連の資料をお見せ願えないかとお願いしたところ、快諾してくださいました。真鍋先生から送られてきた資料は帰国後に手にすることができ、非常に貴重な資料の数々にただただ感謝するばかりです。出国前に資料を見ることができなかったことを真鍋先生は非常に気にされていましたが、私はかえって帰国後に手にして読みえたことをよかったと思っています。旅の最中、最低限の知識しか持ちえませんでしたが、そのおかげでかえって、物事を非常にニュートラルに捉えられたのではと感じております。さらに、中国からわざわざ光州に駆けつけてくださった麻生晴一郎氏。彼の存在は旅を大変楽しいものとしてくださいました。心より感謝申し上げます。