ピクニックあるいは回遊/熊本市現代美術館

ピクニックあるいは回遊
熊本市現代美術館
2008年4月19日(土)−7月6日(日)
観覧料:1000円(一般)

出品作家:横山裕一・角孝政・宮井正樹・冨永剛・田中みぎわ・瀧下和之・梅田哲也・真珠子・塔本シスコ・鈴木淳・村井美々・ミヤザキケンスケ・名護朝和・倉山裕昭・篠塚聖哉・武内貴子・森淳一・西野正将・田尻幸子

【レポート】
「熊本」あるいは「九州」というキーワードで集められた作家達の展覧会ということで、ガチャガチャした感じは否めず、まあ「ピクニック」という言葉でくくってしまえばそれでなんとか収まるような気がするのだが、完成度の高い作品からそうでないものまで様々だったというのが正直な感想。倉山裕昭※註1、梅田哲也※註2インスタレーションは個人的に好きだった。以前福岡県立美術館に、それだけを見に行った冨永剛の竹の作品があったが、今回はちょっとおとなしめの漆喰作品でちょっと見逃してしまいがちなところが残念。ご本人とお会いできたのは嬉しかった。(雪)
※註1:床にところどころ割れた鏡を全面に敷き詰め、上から吊るしたライトをゆっくり揺らすと部屋全体が美しい陰影に包まれる作品。
※註2:扇風機の風で風船が浮いているものが部屋全体に置いてある作品。