がんばろう宮崎 緊急チャリティーライブ


当日にこんなお知らせが友人から回ってきました。
以下、転載です。

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谷本です!福岡を拠点に全国的に活動する歌うたい「とんちピクルス」さん主催で、口蹄疫被害が深刻化する宮崎を応援するチャリティーライブ「がんばろう宮崎」が緊急で企画され、谷本仰もベース・フクヤマワタルさんとのデュオダイヤローグスで急遽参加することになりました。
5/27(木)小倉カフェcream(093-533-3311)
北九州市小倉北区馬借1-15-8
20時〜22時
出演:とんちピクルス、デュオダイヤローグス
入場無料、投げ銭制、要別途オーダー
チャリティースペシャルプレートもあります!
当日の出演者への投げ銭をを全額寄付します。どうぞ沢山投げ入れてください!周りの方々にもお声かけくださり、ひとりでも多くお集まりくださるとありがたいです。どうぞご協力ください!!ぜひ来て下さい!!
またお知り合いやお友だちにメイル等でお知らせくださり、広げてくださると助かります!!
宜しくお願いいたします。
谷本仰

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というわけで、急遽小倉のカフェ、creamに行ってきました。そのときの動画ではありませんが、谷本仰さんとフクヤマワタルさんの演奏の動画を載せておきます。
この方、ものすごく演奏が熱く、ハートも熱かったです。(募金の募り方も心得てらっしゃる。脱帽)谷本さんは「『ココ』にいても『ソコ』のことを思うことができるのが人間ってもんでしょうが」というスタンスで演奏されていらっしゃるそうです。
この日の演奏曲は、チャリティーギグということもあって誰もが知っている曲目を演奏しておられました。そして投げ銭箱を弓で指し、
「この箱は壊れやすいんです。あんまり重いものより、軽くて面積の大きなものを入れてくださると嬉しいです。あ、子ども銀行券はダメですよ〜〜。」
みんな大笑いでした。この方と一緒に出演されていたウクレレの奏者の方が以前、演奏したときに投げ銭箱を後で覗いたら、子ども銀行券が入っていた、というエピソードが事前に披露されていたからです。
子ども銀行券1億円はそれ以来大切に投げ銭箱に入れられているそうです。
私は彼の演奏を生で聞きながら、こういうことが等身大の支援ということなんだと理屈抜きでそう思いました。
例えば前記事にもなりますがホームレス支援の奥田さん(プロフェッショナルの流儀に出てらした)もご自分にできることを地道にこつこつとされていらっしゃるだけででもそれは奥田さんだからできることなのであって、私なぞには到底まねのできないことです。
谷本さんもそう。楽器を奏でてお客さんを楽しませる、これは彼にしかできないことです。
では私には何ができるんだろう?私は私なりの等身大の形があると思います。
起こったことに対して考えているだけではなく、行動を起こせる人は強い。
口蹄疫のことについて、あれやこれや言うのは簡単です。実際私もある人から「自分の大切なお金を寄付するのだから、口蹄疫が流行した背景をきちんと把握したい」と言われ、非常に後味の悪い思いをしました。
畜産業の方に伺ってみると、10年前に宮崎で口蹄疫が流行したときと比べ、畜産業に携わる農家の方の件数は減っていて、飼育されている家畜の数は横ばいなのだそうです。何年もかけて大切に育てても一頭あたり数万にしかならない豚や50万ほどでしか取引されないブランド牛を思うと、薄利である、とその方はおっしゃっていました。
原因を追究する、ということも一方では大切なことかもしれません。でも実際生活の糧を奪われ、困窮されている方々を目の前にして寄付をためらうことは私は理解に苦しむというか…。あんまり偉そうなことは言えませんが。
この日の義援金は10万円弱集まったそうです。