八幡クロニクル・プレシンポジウム 報告

■八幡クロニクル・プレシンポジウム
「未来を問い、未来をつくる-クリエイティブ・ネットワークの可能性-」
■とき;2010年2月27日(土)午後2時〜4時
■場所;北九州イノベーションギャラリー・プレゼンテーションスタジオ
北九州市八幡東区東田2丁目−11
■入場無料

シンポジスト
・甲斐 賢治(かい けんじ)
・神野 真吾(じんの しんご)
司会進行:谷口 幹也(たにぐち みきや)
【レポート】
 大阪と千葉の地域とアートとのつながりの実践例をそれぞれ報告。大阪の例で印象的だったのは、「なにかやりたいけど何をやっていいのかわからない」いろいろな人々が集まってきて、甲斐賢治さんが代表、ということにはなっているものの、そこに上下関係のような堅苦しいものがないことでした。年齢に関わらず、様々な意見を自由に出し合い、違うと思えばとことんディスカッションをする、という関係性はなかなか築くのは難しいことだと思います。
 また、千葉の例では美術に関係のない学部の学生たちが集まって活動しているのが印象的でした。
 これを北九州でどのようにアレンジして実践していくのかが課題として課されたように思います。それぞれの本気度が問われることだと思いますが、なかなか北九州の現状を見ていると難しいのではと思う側面のほうが多く見えてしまいます。人材があまりにも揃わない場合は少人数でも構わないと思います。なにかやってみよう、という気持ちに動かされたら、このシンポジウムはかなり意義深いものだったと思います。
 勝手にやる人、一緒になにかを始める人、いろんな人がいてよいと思います。(雪)