一ヶ月サボってしまった

気がつけばもう2月。日々の忙しさにかまけて、更新をサボっておりました。
さて、去年を振り返ってみることからまずしましょう。去年の仕事はまず3月にtalk sessionのvol.3を作りました。vol.3がフィーチャーしたのは集団蜘蛛の森山安英さん。ゲストトーカーにフリールポライターの麻生晴一郎さんと社会学毛利嘉孝先生をお招きし美術史的側面からだけではない、「森山安英」を探ろうとしたものの集大成を作りました。
次に5月頃だったか、「八万湯藝術大學」の立ち上げをし、「銭湯めぐりプロジェクト」を実施、地元ケーブルテレビの取材を受けました。また、7月には北大から谷本晃久先生をお招きし、歴史のフィールドワークを応用した演習を行いました。
ここから10月の北九州国際ビエンナーレに向けて、プレ・シンポジウムを何度かGALLERY SOAPにて行い、「移民」というテーマを扱う画期的なビエンナーレが開催され、同時期に博多では「福岡アジア美術トリエンナーレ」が福岡アジア美術館開館10周年にあわせて開催されました。
北九州国際ビエンナーレではトークや映画上映などで「移民」というテーマを掘り下げて行きました。特に映画上映では、ブラジルへ移民したおじいちゃんをドキュメントした栗原奈名子監督の「ブラジルから来たおじいちゃん」、ご自身が在日2世でいらっしゃるヤン・ヨンヒ監督の「ディア・ピョンヤン」が上映され、最終日には麻生晴一郎さんが中国政府の検閲を受けていないため、母国では上映できないドキュメンタリー映画を3本お持ちくださり、とても意義深いものとなったと感じています。
それ以降は、今年3月に八幡市民会館で開催される「八幡クロニクル」の企画をずっと練り、年末から年明けに掛け、展示内容、シンポジウム案、ポスター案ができたところです。
今年はまずその「八幡クロニクル」に向けて、おのおの動いています。その後の動きはまだ未定ですがとにかく今はこの展示やシンポジウムを成功させることに一丸となって動いている最中です。
プレ・シンポジウムは2月27日(土)午後2時〜4時、会場は北九州イノベーションギャラリー、プレゼンテーションスタジオにて。無料です。テーマは「未来を問い、未来をつくる-クリエイティブ・ネットワークの可能性-」シンポジストにお呼びするのは千葉大学の神野真吾先生、NPO remo代表理事 / NPO recip理事の甲斐賢治さんです。(北九州イノベーションギャラリー;最寄駅JR鹿児島線スペースワールド駅
展覧会は3月16日(火)-20日(土)まで。会場は前記の通り八幡市民会館展示室、入賞無料です。出品作家;Are You Meaning Company、gansomaeda、“MUZUCKS”、second planet、清水克久、鈴木淳、田島鉄也、中山和也、日野陽太郎、福地英臣、武藤勇、森秀信、渡部裕二(50音順)
シンポジウムは3月20日(土)午後1時〜3時、会場は八幡東生涯学習センター講堂、テーマは「八幡の夢-記憶に触れる想像力-」シンポジストは「八幡製鉄所・職工たちの社会誌」の著者、金子毅さん、「北九州の近代化遺産」や「福岡の近代化遺産」の中心執筆者の市原猛志さん、福岡市総合図書館映像調査員をされていた山本宰さんです。(展示会場、シンポジウム会場;最寄駅JR鹿児島線八幡駅
詳細は後日改めてアップします。

八幡製鉄所・職工たちの社会誌

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北九州の近代化遺産

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福岡の近代化遺産

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