北九州国際ビエンナーレ2009のお知らせ

zone1969jp2009-10-04

北九州国際ビエンナーレ2009
「移民」
10月10日(土)−11月15日(日)(休館:火・水・木)
会場:旧JR九州本社ビル(JR門司港駅前) GALLERY SOAP
開館時間:12:00−19:00
入場料:展覧会500円 高校生以下無料 (GALLERY SOAPは入場無料)



北九州国際ビエンナーレ2009のテーマは「移民」です。なぜ移民なのか?

今日グローバリゼーションの時代を迎えて「移民」という経験はますます一般的になっており、情報や輸送交通技術の発達は、未曾有の人とモノの移動を引き起こしています。それに伴って「移民」を取り巻く様々な問題−文化や宗教、差別や偏見、教育問題や不当な労働環境、そして言語や住居等々−は、私たち自身もまた考えなければならない緊急の課題になってきています。

また、会場である北九州市、とりわけ門司港は明示以来の近代化の過程でアジアをはじめとする海外との交流の中心、交差点でした。八幡製鉄所と炭鉱を背後に控え、この地域にはたくさんのアジアの人々が移り住む一方で、多くの日本人がここから朝鮮半島や中国大陸、さらにはインドやヨーロッパへと向かいました。

「移民」展は、こうした北九州、門司港の歴史を背景にしつつ、「移民」の歴史や経験の残したものをアートやさまざまな表現を通じて考えていこうというものです。北九州の地理と歴史は、今日の「移民」の問題を考えるにあたって絶好の機会を提供するでしょう。そして、それは日本だけでなく、世界中のさまざまな場所で起きている「移民」の問題を考え、世界のいたるところで起こっている問題の共通点を考えることになるでしょう。



展覧会「移民」:映像インスタレーション
参加アーティスト:
古郷卓司/*CANDY FACTORY PROJECTS(日本)
チャールズ・リム(シンガーポール)
フェデリコ・バロネッロ(イタリア)
マイク・ボード(スウェーデン
宮川敬一+外田久雄/セカンド・プラネット(日本)



イベント・スケジュール
10/10 sat 18:00−20:00 
北九州国際ビエンナーレ2009 オープニングパーティー
会場:旧JR九州本社ビル
入場料:1000円(1ドリンク+軽食付き)



10/11 sun 17:00− シンポジウム:移民と美術
椹木野衣(美術批評家/多摩美術大学准教授)
ロジャー・マクドナルド(キュレーター/AITディレクター)
司会:毛利嘉孝(社会学者/東京芸術大学准教授)
19:00−      アーティスト トーク
チャールズ・リム、マイク・ボード
司会:古郷卓司
会場:GALLERY SOAP
入場料:1000円(+1ドリンク500円)



10/12 mom(祝)15:00− 映画上映+トーク:移民と映画
梁英姫 (映画監督、上映作品「ディア・ピョンヤン」)
栗原奈名子(映画監督、上映作品「ブラジルから来たおじいちゃん」)
司会:毛利嘉孝(社会学者/東京芸術大学准教授)
会場:GALLERY SOAP
入場料:1500円(+1ドリンク500円)



10/31 sat 17:00− 映画上映+トーク:中国ドキュメンタリー映画の現在
上映予定作品:自由城的囚徒、女人50分鐘 他
ゲストコーディネーター: 麻生晴一郎(中国の現代アート/ドキュメンタリー映画/アンダーグラウンド文化研究)
司会:毛利嘉孝(社会学者/東京芸術大学准教授)
会場:GALLERY SOAP
入場料:1000円(+1ドリンク500円)


※上記イベント以外の関連イベントも企画しております。決定次第ホームページでお知らせいたします。
http://artonline.jp   http://a-i-k.jp
以上、フライヤーより