thinking on the borderland vol.3 本のご案内

zone1969jp2009-02-20

thinking on the borderland
art talk session Vol.3森山安英
−日常への抵抗−

Index
抵抗・沈黙・再生―森山という問いをめぐって―  谷口幹也
森山安英のアクティビティーの紹介 
「複数形主語」の集団蜘蛛            花田伸一


中国現代アートと集団蜘蛛            麻生晴一郎
Art/Politics なぜいま集団蜘蛛なのか      毛利嘉孝


フォーラム


集団蜘蛛・社会情勢年表


トークセッションを終えて1集団蜘蛛の磁場から現在を見据えて 谷口幹也
トークセッションを終えて2路上の声なき表現者たち      花田伸一


アーティスト/ゲスト・プロフィール
発行者    thinking on the borderland
企画・編集  谷口幹也、花田伸一
デザイン協力 平安智子、藤木雪絵
DTP      藤木雪絵 
印刷      株式会社マツモト
A5版 64頁

アーティスト・プロフィール

森山安英 Moriyama Yasuhide 1936年 八幡市(現・北九州市)生まれ 美術家
1960年代末から70年代初頭にかけて北九州・福岡を舞台に活動した美術グループ「集団蜘蛛」の中心的メンバー。反体制・反芸術の風が国内を吹き荒れる時代の中、政治活動家や前衛芸術家たちの熱狂を横目で睨みながら、「否定の否定」という姿勢で、それらの活動を徹底してパロディ化して無化し、自滅に至るプロセスを体現してみせた。

ゲスト・プロフィール

麻生晴一郎 Asou Seiichiro 1966年 北九州市生まれ ルポライター
幼少・青年期を北九州、大分、東京、神奈川で過ごし、東京大学国文科に進む。80年代以来の時代の空気に馴染めず、大学在学中から中国、香港、タイ、ラオス、インドなどを放浪。大学卒業後、テレビマンユニオンに就職するものの「史上最悪のAD」の異名を持ち2度の長期失踪の末に3年足らずで退社。以来1998年までの大半を無一文同然で暮らし、中国のアングラ芸術家や反体制的知識人との交流を深める。その後、テレビ制作(ディレクター・プロデューサー)を経て、現在は執筆業。著書に『北京芸術村 抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)などがある。

毛利嘉孝 Mouri Yoshitaka 1963年 長崎県生まれ 東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授
専攻は社会学・文化研究。京都大学経済学部卒業後、広告代理店に勤務。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジMA(メディア&コミュニケーションズ)、PhD(社会学)。ポール・ギルロイに師事。九州大学大学院比較社会文化研究院助教授を経て、2005年より東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授。特に音楽や美術など現代文化と都市空間の編成や異文化理解をテーマに幅広く活動中。NPO法人アート・インスチチュート北九州理事。
《単著》 『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間の叛乱』、月曜社、2003年
《編著》 『日式韓流:『冬のソナタ』と日韓大衆文化の現在』、毛利嘉孝編、せりか書房、2004年
《共編著》『テレビはどう見られてきたのか』、小林直毅+毛利嘉孝編、せりか書房、2003年
《共著》 『カルチュラル・スタディーズ入門』、上野俊哉毛利嘉孝著、ちくま新書、2000年
     『実践カルチュラル・スタディーズ』、上野俊哉毛利嘉孝著、ちくま新書、2002年

北京芸術村―抵抗と自由の日々

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文化=政治 グローバリゼーション時代の空間叛乱

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日式韓流―『冬のソナタ』と日韓大衆文化の現在

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カルチュラル・スタディーズ入門 (ちくま新書)

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