遅ればせながら年明けしました

2ヶ月も放置してしまいました。
しばらく本の入稿作業に追われ、家を出る機会が少なく、アート活動らしい活動もしていませんで、12月は12月で自分の作品作りに追われており、ブログのアップが今日になってしまいました。
さて、まず去年の総括から。
去年は前半、展覧会やアート・レジデンスのトークなどに参加し、また沖縄へ行ったりと外での活動が多い感じでした。Thinking on the borderland的な活動としては3月に森本安英氏のアート・トーク・セッションを開催、9月には横浜トリエンナーレの期間にZAIMにて毛利嘉孝氏のフォーラムに参加するなど、まさに吸収の時期であったように思います。
後半はその吸収したものを踏まえ、大きなものでは韓国は光州ビエンナーレに行き、見識を広めてきました。
総括して考えると、2008年は2009年に向かうためのステップの年であったように思います。2009年はこのことを大切に考えながら、地に足の着いた地道な活動を開始しようかと考えております。
また、今日入稿が終わりました第3回の森山安英氏のアート・トーク・セッションの本が下旬近くに納品される予定です。入稿作業をしながら、改めて振り返ると、今までアーカイブ的にしか語られなかった集団蜘蛛や森山安英氏の営為が、麻生晴一郎氏、毛利嘉孝氏の両氏によって、また違った切り口で語られた重要な会であったように思います。かなり内容の濃い本になっていて、紙面が足りないくらいでしたが、きっとこれも森山氏の営為を語るにはかなりつたないのかもしれません。それほど彼の行ってきたことは幾つものレイヤーで語られるものであり、どれも言い得ていてどれも言い得ていないという厚みを持ったものです。去年発行した宮川敬一氏白川昌生氏もまた、同様です。
プロジェクトは3月で終了しますが、この三氏の活動を知りえたことは、大変重要な財産だと感じています。
第3回目の本が出来上がり次第、また詳しい内容についてご報告させていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。(雪)