1945.8.9 am11:02

zone1969jp2006-12-14

平和公園
【レポート】
 この平和公園に扇形に広がる建物の基礎らしき跡があり、解説を読めばそこがかつては刑務所であったことがわかる。ここに収容されていた囚人たちは、原爆投下のときなす術もなく、最期に光と爆音を聞いていたのかもしれない。
国立長崎原爆死没者追悼平和記念館
開館時間 8:30〜17:30(5〜8月は18:30まで)
入館料 無料
【レポート】
 地下2階には追悼空間があり、原爆落下中心地に向かった場所に原爆によって亡くなった方の名簿の棚が設置されている。名簿棚には毎年新たに原爆被害で亡くなった方の名簿が加えられる。また、平和情報コーナーでは原爆投下のときの体験を語った日本人、俘虜だったアメリカ人などの外国の方の証言も聞くことができる。
 地上は木々に囲まれた丸い水盤があり、夜になるとおよそ7万個の光が灯る。この追悼のあかりの数は1945年12月末までの推計原爆死没者数を表している。
長崎原爆資料館
開館時間 8:30〜17:30(5月〜8月は18:30まで)
観覧料 一般200円
【レポート】
 もう言葉も出ない。私がここに来て初めて知ったことは、原爆はその威力が一番強い上空500m地点で爆発する、ということと当初の落下予定地は小倉でファットマンを搭載した米軍戦闘機が小倉上空を数回行き来したが焼夷弾の煙で急遽投下の場所を長崎に変更した、ということ。
 夜にホテルのテレビで見た長崎原爆投下後のABCCによる被爆者と胎内被曝者に行った毎年数回に及ぶ身体測定、知能検査の記録を見(被験者には目的を明かさずに行った)、戦争という自己正当化した名目で行った核による人体実験になんともいえない気持ちになる。(雪)