民衆の鼓動−韓国美術のリアリズム1945−2005
民衆の鼓動−韓国美術のリアリズム1945−2005
2007年12月2日(日)−2008年1月22日(火)
福岡アジア美術館
ギャラリートーク
黒田雷児(福岡アジア美術館学芸課長)2時〜3時
【レポート】
この展覧会を見るのは2回目だが、ギャラリートークによってさらに理解が深まったように思う。まず今回の展覧会は「様式としてのリアリズム」ではなく「態度としてのリアリズム」の作品を集めたということ。それは韓国の政治や歴史と切っても切れない関係にあるということ。作品を発表した作家や作品は政府によって弾圧されていたということ。もちろんそのムーブメントとは別なアートの潮流というものも存在していて、欧米の流れを汲んだ作品を作り続ける作家もいたわけだが、この「態度としてのリアリズム」を追求する作家達はそんな同郷の作家でさえも批判の対象とする。
正直、韓国の政治について不勉強だった私はよくわからない箇所が多々あった。もっときちんと勉強すべきだと反省の念も込めて今年一年を大切にしていきたいと感じたギャラリートークだった。(雪)
開幕!カラクリ劇場
2008年1月2日(水)−2008年4月1日(火)
アジアギャラリーA
もうひとつの「韓流」!〜韓国現代美術 1962-2004
2007年12月13日(木)−2008年3月25日(火)
アジアギャラリーB